①フルオーダー(ビスポーク)

「ビスポーク(Bespoke)」は"Be Spoken"が語源で顧客と作り手が言葉を交わすことから縫製が始まるという意味です。型紙をゼロから起こす点が他のオーダーとの決定的な違いです。

生地選びはもちろん、着る場面やシルエット・ディテールまで職人と細かく話し合い、アトリエで縫製します。仮縫いを経て最終的な仕上がりへ。体型に合わせた余裕分の管理まで職人が担います。

Full Order / Bespoke

フルオーダー

要望を一から反映した、世界で一着の仕立て。職人との対話から始まる最上位のオーダー方法。

価格帯30万円〜
納期2ヶ月〜数ヶ月
仮縫いあり

メリットとデメリットをまとめると次のとおりです。

  • メリット:細部まで要望を組み込める。サイズ感が最適。体型変化時のお直しにも対応しやすい
  • デメリット:価格が高い。納期が長い

②イージーオーダー

「ゲージ」と呼ばれる試着用のジャケット・パンツで採寸し、サイズと体型補正を加えて縫製する方法です。フルオーダーとパターンオーダーの中間に位置します。

「フルオーダーの要素を残しながら、いかに体型に合ったスーツを作るか」に特化した方法です。私自身もこの方法でスーツを作っています。

Easy Order

イージーオーダー

ゲージで体型を確認し、サイズ補正を加えて縫製。フルオーダーとパターンの中間点でコストと仕上がりのバランスが取れています。

価格帯8万円〜
納期1〜2ヶ月
仮縫い店舗による
  • メリット:フルオーダーより納期が短く価格が抑えられる。ほとんどの体型に対応可能。ディテール選択もできる
  • デメリット:フルオーダーほどの緻密さは出ない

③パターンオーダー

既製品の型紙(パターン)から近いサイズを選び、生地・裏地・ボタンなどを選択して縫製する方法です。体型補正は袖丈や胴回りなど限定的な箇所に限られます。

Pattern Order

パターンオーダー

既製品に近い感覚でありながら生地や裏地を自分で選べます。はじめてのオーダー体験としても入りやすいです。

価格帯3万円〜
納期2週間〜1ヶ月
仮縫いなし
  • メリット:3つの中で最も納期が短く価格も抑えられる。生地・裏地選択が可能。オーダー入門に最適
  • デメリット:体型補正の幅が限定的。サイズ感は既製服に近くなりやすい

どれを選べばいいか

3つの方法を比較するとそれぞれ向いている人が異なります。

  • フルオーダー:体型にこだわりたい。長く着続けたい。仕立ての過程を楽しみたい
  • イージーオーダー:体型に合ったスーツが欲しい。コストと品質のバランスを取りたい
  • パターンオーダー:初めてのオーダーで試してみたい。予算を抑えたい。早めに仕上げたい

ただ、どの方法を選ぶにしても一番大切なのはサイズ感です。高い生地でもサイズが合っていなければ、安い生地でサイズが合っているスーツの方が断然かっこよく、仕事ができるように見えます。

FIEROはイージーオーダーを主軸にしています。予算・体型・着用シーン、どれを優先するかによって最適な方法は変わりますのでまずは気軽にご相談ください。

まとめ

Conclusion

オーダースーツには「フルオーダー」「イージーオーダー」「パターンオーダー」の3種類があります。価格・納期・体型への対応範囲がそれぞれ異なります。

どれを選ぶにしても最終的な仕上がりを左右するのはサイズ感です。どんなに高価な生地でも体に合っていなければ良いスーツにはなりません。

予算やスケジュール、どんな場面で着たいかを整理したうえで選ぶと納得のいく一着に出会えます。まずはLINEでお気軽にご相談ください。