ドラッパーズ(DRAPERS)とは
DRAPERS(ドラッパーズ)は1956年、イタリア・ボローニャ(BOLOGNA)にてArturo Lolli(アルトゥーロ・ロッリ)氏により設立された生地ブランドです。
現在は2代目となるDomenico Lolli(ドメニコ・ロッリ)氏がその経営を引き継いでいます。
創業から半世紀以上、ボローニャの地で受け継がれてきたこのブランドは生地の世界で独特の存在感を放っています。その独自性はDRAPERSがどのように生地と向き合ってきたか、という点に表れています。
DRAPERSのハングタグ。クレストの下に "Bologna" "PER SARTORIA(仕立屋のための)" の文字が刻まれています。
社名に込められた"仕立屋のための服地商"
「DRAPERS」という社名はいくつかの言葉を組み合わせた造語です。
- DRAPER — 服地商
- DRAPPERIE — 服地
- PER SARTI — 仕立屋のための
これらを組み合わせることで「仕立屋のための服地商」という意味が込められています。
ブランドの名前そのものがDRAPERSの立ち位置を言い表しています。生地をただ売るのではなく、服を仕立てる人、テーラーのために生地を用意します。その姿勢が社名に刻まれているのです。
メーカーではなく"マーチャント"という選択
DRAPERSは自ら生地を織る「生地メーカー」ではありません。マーチャント(卸商社)です。
イタリア、そしてヨーロッパ各国の生地メーカーに委託し、DRAPERSのコレクションとして提案する生地を織らせています。
だからこそDRAPERSの生地で評価されるのは生地そのもののクオリティだけではありません。「DRAPERSが選んだ」という事実そのものが大きな信頼の証になっています。数ある生地の中からDRAPERSの目利きが選び抜いたもの。その一点に価値が生まれているのです。
Domenico Lolliと「LOLLI SUGGESTION」
2代目のDomenico Lolli氏はテーラーとのコミュニケーションを何よりも大切にしています。
顧客との関係を一つひとつ積み重ねることで「Lolli」の名は業界で絶対的な地位を確立しました。
シーズン限定で登場する「LOLLI SUGGESTION」はDomenico Lolli氏がその時季にベストと考える提案を反映したラインです。派手さで押すのではなく、控えめでありながらも華があります。しなやかさとハリを兼ね備え、仕立て映えするラインナップが特徴です。
華美に主張するのではなく、着る人と仕立てる人の側に立った品のよさ。そこにDRAPERSの美学が凝縮されています。
世界の名門テーラーに選ばれる
DRAPERSの生地は世界中の名だたるテーラーで取り扱われています。
- ミラノ
- ナポリ
- パリ
- シンガポール
- ニューヨーク
こうした世界の主要都市の一流テーラーがDRAPERSの生地を選んでいます。
もちろん日本国内でもテーラーやセレクトショップ、専門店を通じて手に入れることができます。世界のテーラーが信頼を寄せるという事実はその品質と選定眼の確かさを何よりも物語っています。
FIEROでもDRAPERSの生地でのお仕立てを承ります。「控えめだけれど、仕立て映えする一着を」とお考えの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
Conclusion
DRAPERS(ドラッパーズ)は1956年にボローニャで生まれた「仕立屋のための服地商」。自ら織るのではなく、ヨーロッパ各地のメーカーから最良の生地を選び抜き、自らの名で提案するマーチャントです。
2代目Domenico Lolli氏が築いた業界での信頼、そしてシーズンごとの「LOLLI SUGGESTION」に表れる、控えめで華のある美学。世界中の名門テーラーに選ばれ続ける理由がそこにあります。
FIEROでは生地選びからじっくりご相談いただけます。「こういう雰囲気の一着を仕立てたい」という思いがあれば、ぜひLINEでお気軽にお声がけください。